DriveImage2002のブータブルCDを作る


Driveimage2002(以下Driveimage)バックアップイメージの作成からブータブルCDを作成までの大まかな流れ

1.DriveImageでパーティションイメージを作る。
イメージを作るパーティション、保存するドライブ、圧縮率などを設定して作成。
2.CD-Rに収まるようにImageExplorerでファイルを分割。
フロッピーイメージを収録する分を確保するため、CD-Rの容量より数MB少ない数字にします。
3.おまけソフトのBootableCDCreator(BCCD)を起動。
分割したイメージファイルを指定、フロッピーイメージを指定。


 DriveImageに付属のフロッピーイメージを使ってブータブルCDを作れますが、VAIOR505+CDRW51では起動できませんでした。
あとでわかったのですが、DriveImageのCDも本当はブータブルCDなのですが、↑の環境では起動できませんでした。

そこで、CDRW51に付属のデバイスドライバを使って起動FDを作ります。

起動フロッピーを編集する

DriveImageで緊急起動ディスクが作れますが、WindowsNT/2000/XP上ではMS−DOSの起動ディスクが作れないので、DR-DOSの起動ディスクを作ります。このDR-DOSの緊急ディスクのconfig.sysとautoexec.batを参照しながら、使い慣れているMS−DOSの起動ディスクでの説明をします。WIN95/98/MeはMS−DOSの緊急起動ディスクが作れますので、このディスクをカスタマイズします。

緊急ディスクの作成方法はDriveImageのマニュアルに従って作成してください。WindowsNT/2000/XPしかない場合はMicrosoftからダウンロードできるようです。

作成した緊急ディスクの1枚目をFDDに挿入し(以下FDDはAドライブとします)、a:\config.sysをテキストエディタで開きます。

DEVICE=HIMEM.SYS
REM DEVICE=EMM386.EXE
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=Z

REM -------------------------------------------------------
REM -- Put network or CD-ROM drivers here. --
REM -------------------------------------------------------

REM DEVICE=CDROM.SYS /D=driver_name
最初はこんな感じです。下半分をCDROMドライブに応じて書き換えます。CDRW51のドライバーディスクのRECAVERYディレクトリのあるドライバを使います。ポイントイネーブラをセット、CDROMドライバーをセットの順です。

VA16365.SYSはオプション無しでもFDから起動してCD-ROMドライブを認識できたのですが、フロッピーイメージにしてCD−Rで起動した時、認識しませんでした。/neオプションをつける必要がありました。
VA16CD.SYSはCD-ROMドライバーで、/Dオプションは必須、/Iは認識させるドライブを指定してます。

DEVICE=HIMEM.SYS
REM DEVICE=EMM386.EXE
DOS=HIGH,UMB
LASTDRIVE=Z

REM -- Put network or CD-ROM drivers here. --
DEVICE=VA16365.SYS /ne REM POINT ENEBLER
DEVICE=VA16CD.SYS /D:CDRW51 /I:0 \ REM CD-ROM DRIVER

書き換えたら上書き保存します。

今度はa:\autoexec.batを編集します。(一部のECHO文は省略しています)

@ECHO OFF
PROMPT $P$G

REM -------------------------------------------------------
REM -- Put network or CD-ROM drivers here. --
REM -------------------------------------------------------

REM Windows DOS:
REM MSCDEX.EXE /D:driver_name [/L:drive_letter] [/M:buffers]

REM Caldera DOS:
REM NWCDEX.EXE /D:driver_name [/L:drive_letter] [/M:buffers]

MOUSE

SET TZ=JST-9

SET TZ=JST-9

PQDI

MSCDEX.EXE〜以外のREM文はいらないので削除。MSCDEX.EXEの前のREM も削除。/D:オプションにCONFIG.SYSのVA16CD.SYSの/D:オプションでつけたドライブ名(CDRW51)を指定。またCD-ROMドライブを/L:オプションで指定。PATHもFDDとCD-ROMをSET。マウスドライバを起動したあとDOS版DriveImageを起動する前にカレントをCD-ROMドライブに移動。

@ECHO OFF
PROMPT $P$G
SET PATH=A:\;Q:

MSCDEX.EXE /D:CDRW51 /L:q

MOUSE
SET TZ=JST-9
Q:

ECHO Drive Image 2002
ECHO Copyright 1994-2002, PowerQuest Corporation.
ECHO All rights reserved.
ECHO
ECHO Loading. Please wait...

A:\PQDI

A:\REBOOT

書き換えたら上書き保存。

VF Editorで編集します。

VF Editorを起動し、ディスク(D)→ディスク読み取り(R)で、FDを読み込みます。
イメージ(I)→フォーマット変更(F)で2.88MBをチェックしてOKをクリック。
イメージ(I)→挿入(I)でpqdi.ovlを挿入。
他、上の方で編集したドライバファイルなどを挿入します。VA16365.SYS、VA16CD.SYS。
ファイル(F)→名前を付けて保存(A)でフロッピーイメージを保存。
ここで保存したファイルをBCCDのブートイメージで指定します。


ひょっとしたらどんなドライブでもCDから起動できるかもしれない話

実はVA16365.SYSで行き詰まっている時気が付きました。そういえば、VAIOR505付属のリカバリディスクはブータブルだと。純正オプションのドライブからだとどんなインターフェース(PCカード、i-Link)でもCD−ROMから起動できます。てことは、このリカバリディスクのフロッピーイメージを参照したら解決するんじゃないかと。



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