2000年3月にフレッツADSL1.5Mを導入し初めてブロードバンド、常時接続環境を手に入れました。当時はサービスが始まったばかりで、申し込みが殺到していたのか、NTTから工事日の電話があるまで約一月で、6週目で開通しました。その後、約一年で、8Mのサービスに移行しました。このときは8Mのサービスが始まって少し経っていたせいか、電話での申し込みで、約3週間で開通しました。1.5Mの時はweb上での申し込みでした。
さらに一年が経過し、12Mのサービスが始まったのですが、ダウンロードが増速されていてもアップロードが1Mのままです。確かに普通にブラウジングや、メール程度ではそれでいいのかもしれません。月額料金もわずかな差ですし。tただ、そうやってADSLの増速を追いかけていくより次の回線はFTTHの方がいいかなって考えていました。@niftyのホームページサービスを利用していますが、いずれは自分でサーバを構築してこちらに移動して運営したいと思うようになったからです。@niftyのホームページサービスはCGIは使えるものの、SSIやsedmailが使えないなど制約があり、使い勝手が余りいいとは言えません。
そうゆう事で、12Mのサービスは見送り、さらに20M超のサービスが発表されても見向きもしないでFTTHの方でどれを選択するか調べていました。比較したのはNTT東日本のBフレッツベーシックと東京電力のTEPCOひかり。ベーシックでないBフレッツは光ファイバーを何戸かで共有するようなのでパス。料金を比べてみるとBフレッツ+@niftyの料金より、TEPCOひかりの方が安くなるようなので、TEPCOひかりに決定しました。そのうちに初期費用と月額料金が無料になるキャンペーンが始まります。(写真はBA8000ProとADSLモデム)
5月29日夜
@niftyの光接続コースの「光接続まるごと0円キャンペーン」の受付期間が翌日で終わるので、web上で申し込みました。すでに日付は変わっているので30日の申し込みになるはずです。
家の前の電柱にはすでに光ファイバーケーブルが張ってあります。電力線が一番上で、CATVが一番下にあり、そのCATVの少し上にありました。ケーブルを辿っていったところ、この時点ではクロージャは近所になく200mぐらい離れた場所にしかありませんでした。おそらく光ファイバーケーブルを敷設したときにケーブル同士の接続点だと思います。そこまでの道のりでは他にTEPCOひかりを引いている家はなかったようです。ところで片方側しか見て行ってないのですが、どっちが収容施設側なんでしょう。逆の方だったかもしれない。
5月31日
申し込み受付メールが届きました。このメールの最後の方に自動送信メールだと書いてあったのですが、申し込んでから34時間後に届いたので、受付担当者がチェックして送信しているのかな。
6月4日
机上適合検査結果の連絡メールが届きました。近いうちに東京電力から事前調査日程の打ち合わせの連絡があるよ、という内容でした。
どうゆうルートでケーブルを引き込むか考えなければなりません。賃貸アパートなので壁などには穴を開けないようにしなければ大家さんの了承は得られないはずですから、既存の配管を利用するのがいいかな。今はADSLモデムでインターネットに接続しているので電話線の配管を利用すれば、メディアコンバータはADSLモデムと差し替えて設置できます。
6月になって@niftyの光接続コースのページを見ると、また新たにキャンペーンが始まったいました。内容は今までと同じで、期間が後ろの方にスライドしただけのようです。うーん、結局は5月31あわせで急いで申し込まなくても良かったけど、内容は同じですしね。
6月10日
事前調査日の打ち合わせの電話がかかってきました。東京電力の担当者からです。13日以降で、とのことなので13日に決めました。時間帯も選べるようです。調査時間に1時間の幅を言われたので、1日に5-6件は回っている計算になります。
すでにFTTHを導入した方の導入記を読んでいると、電話の配管を利用できない事例があるようです。配管がなく天井裏や壁にむき出して配線されているとか、配管が細くて新たにケーブルを通せないとか。何でもすでにある配線を傷つけたくないために、電話線の配管を利用することを断る場合もあるようです。うちのアパートは築数十年なので不安がよぎります。
6月13日
事前調査です。9時からなので、見てもらうモジュラージャック周りを、前日に片付けておきました。段ボール箱が天井近くまで積み上げてあるのでいらないものを取捨選択しながら片づけ、一部は押入にしまい込みました。
朝一だからでしょうか、8時50分頃来ました。まあ、遅くなって待たされるよりはいいですけど。電話の配管を利用したいと伝え、外の配管などを見て回ってました。で、返ってきた答えが、引き込まれている配管が細すぎる、配管を使わない場合端子函に穴を開けなければならないとのこと。が、事前に、賃貸なので新しく穴を開けないと伝えていたため、その端子函にも穴を開けられないとのこと。まさかそこで電話の配管が利用できないことになるとは。で、考えたのが窓から引き込む方法。こちらは天窓があり、ラジオのアンテナ線をそこから出しているのでケーブルもそこから引き込めそうです。電柱からのケーブルを引き留めるところはどこか引っかける場所を見つけて出来そうだとのことです。
最後に調査票に控えと大家さんの工事承諾書を受け取って今日の調査は終わり。約30分でした。工事承諾書にサインしてもらって郵送。投函したのが16日になりました。これを受け付けて本受付になり、実際の工事に関する処理を行うそうです。
6月24日
事前調査結果メールが来ました。事前調査で宅内工事が行えると判断されたので本受付され、近いうちに工事日の打ち合わせ電話があるとのこと。
その間にもFTTH導入記のページを検索して読んでいるのですが、宅内工事を行う前に紆余曲折がある事例が多数ありました。家の前までケーブルを幹線から引いてくるのにすでにある電柱のトランスが低い場合それを上に上げる工事が入るとか、その工事をするために道路占有許可を役所や警察に取らなきゃいけないとか、時間のかかる場合もあるようです。幸いにもうちの場合、目の前の道路に電柱があるので、最小限の工事で済みそうです。
6月26日
工事日の打ち合わせの電話がかかってきました。7月1日以降で、とのことなので、迷わず7月1日に決めました。はやっ!「光接続まるごと0円キャンペーン」の開通期限である9月末までに開通すればいいと思っていただけにうれしい限りです。この通りに工事が行われるとちょうど一月で開通することになります。
この日はこの電話と日程を合わせたかどうか判りませんが、電柱から建物にケーブルを引き留める工事が行われました。事前調査で渡された書類に描かれた図面と引き留める位置が違うけど、(窓の右端と左端)まあいいか、家の中の配線を考えているうちにその方がいいような気がしてきました。窓の外にはグルグル巻きにされたケーブルが止められています。あと数メートルで光が入ります。
7月1日
いよいよ宅内工事日です。事前調査と同様に9時からの時間帯を指定していたので、早めに窓側と光ケーブルを引く場所を片づけておきます。工事担当者が来ました。やはり10分ぐらい早く来ました。早速引き込む窓とメディアコンバータの設置場所を確認してもらって工事に取りかかります。事前調査は二人作業でしたが、今日は一人です。引き込み口からメディアコンバータまで光ケーブルが5〜6メートルあるので何か保護管はないかと聞いたら、細いスパイラルチューブを持っているそうで、それを付けてもらうことにしました。工事日までに買っておこうと思っていたのですが、買わなくて良かった。作業自体はそれほどてきぱきという印象ではなかったけど(まぁ狭いし物が転がっているし)、順調に進んで、1時間で完了しました。
早速繋いでみます。まずはメインPCを直結して、WindowsXPのPPPoE機能で繋いでみます。普段はルータ経由なのですが、先日フレッツADSLを解約する前にADSLモデム直結を試していたので、その接続アカウントを試してみます。「接続」をクリックしてつながるまで一瞬ですね。アナログモデムだとダイヤルして回線が繋がったらネゴジェーションが数秒間、そしてアカウントの認証。それに比べて一瞬です。
TEPCOひかりが繋がったことを確認したので、NTT東日本にフレッツADSLの解約の電話を。本日付で日割り計算され、回収日に局内工事をするのでそれまではモデムは使えるそうです。といわれてもすでにモデムは外して箱に入れちゃったんですけど。
写真はメディアコンバータです。本来は弁当箱のようにベタ置きか、壁に取り付けるのですが(本体の底面にはそれ用のガイドがあります)壁掛け用の金具はおいていってくれなかったようです。私は横倒しにしました。裏側はブックエンドで支えています。後方のケーブルは下の白いのが光ファイバーケーブル(スパイラルチューブがかぶせてある)、緑色がルータへのLANケーブル、一番上(見えてない)はACアダプタからのケーブルです。
その後気が付いたのですが、フレッツユーザーに配信されているメールの解約しなくてはと思い、そのメールを見るとなんとフレッツスクエアに繋いで手続きしなくてはいけないそうです。あぁ、もう一度モジュラージャックの前の物をどかさないといけないのか、面倒だなと思うったけど、べつに壁のモジュラージャックに繋がなくても、そこからのびているモジュラーコードに繋げばいいと言うことに気が付きました。早速ADSLモデムを箱から出してフレッツスクエアに繋ぎメール配信の解除。これでADSLモデムは心おきなく返せます。
右の写真はブロードバンドルータBA8000Proと並べたところです。後ろをそろえておいたらメディアコンバータがこれだけ前に出ます。キティちゃんの前にある大きなACアダプタはBA8000Pro用、耳の後方に見えるのがメディアコンバータ用。BA8000ProのACアダプタは重くかなり熱を持ちます。メディアコンバータのACアダプタはコードの真ん中にぶら下がるアダプタで、軽く、小さくて熱も余り発生しません。
写真ではメディアコンバータがかなり青っぽく見えますが、実際には濃いグレーです。
早速おきまりのスピード測定をやってみます。いくつか測定サイトはありますが、ここは上り下りとも一度に測定できるのでよく利用しています。
PCのスペックは、モバイルPentiumIII850MHz、メモリー384MB、内蔵NIC INTELPRO/100VE。常駐ソフトはZoneAlarm、ウイルスバスター2003など普段通りで測定しました。
メディアコンバータ直結 ==== Radish Network Speed Testing Ver.2.25 - Test Report ==== 測定条件 精度:高 データタイプ:標準 下り回線 速度:49.48Mbps (6.185MByte/sec) 測定品質:99.0 上り回線 速度:17.48Mbps (2.185MByte/sec) 測定品質:97.4 測定サイト http://www.studio-radish.com/tea/netspeed/ |
ルータ経由(BA8000pro) 測定条件 精度:高 データタイプ:標準 下り回線 速度:71.56Mbps (8.945MByte/sec) 測定品質:98.4 上り回線 速度:18.71Mbps (2.339MByte/sec) 測定品質:98.5 |
下りが大きく変化しました。多分PCでPPPoEをやらせる分PCの負荷が大きいのでしょう。この測定サイトはJAVAを使っていて、このJAVAはかなりマシンパワーを使うようです。それにしても上りが低すぎです。
webサーバがあるので遊んでないでさっさとルーター接続に切り替えます。ルータにはすでにADSLでの接続設定があるのでTEPCOひかりのために特別な設定変更無く切り替えられるのはありがたいことです。@nifty側も特段手続きしなくても切り替えられるのでらくちん。